2年前の夏、カブトムシを捕まえに行った話。

2年前の夏、カブトムシを捕まえに行った話。


こんにちは。

昨日はホタルを見に行った話を書きましたが、ホタルを見に行く途中で、2年前に次男と2人でカブトムシを捕まえに行った事を思い出しました。

2年前の夏、次男が「夏休みの自由研究は、カブトムシを捕まえて育てて、その事を書きたい!」と言いだしました。

「この近くにはいないから、車で高速に乗って遠くまで捕まえに行く。」と友達から聞いていたので、買うしかありません。

職場の友達に、カブトムシを買おうと思うと話をすると、近くの山にいるらしいと教えてくれました。

その山には、昔はいたけど今はいないと聞いていたし、私みたいなド素人に捕まえられるとは思えなかったので、1度やってみてダメだったら買う事にしました。

最初から買えばよかったのですが、捕まえに行くまでの過程や行く事が、自由研究的にも次男の為にも大切なのかなぁと思ったので、1度は挑戦する事を次男と決めました。

私が子供の頃は、近所のクリの木を蹴ると、カブトムシやらクワガタやらが落ちてくる感じだったので、山に捕まえに行った事は1度もありません。

どうしたらいいのか分からなかったので、図書館で本を借り、カブトムシがいる木、時間、服装など…次男と調べに調べました。

クヌギの木が好きらしいので、前もって明るい時間に行き、クヌギの木の場所を把握しておきました。

雨上がりの翌朝の暗い時間がいい、と書いてあったので、雨が降る日を待ちました。

そして待ちに待った、雨が降った翌日。

夏は4時には明るくなってくるので、朝3時に起き、すぐに出発しました。

服装は肌が出ないようにと書いてあったので、長袖長ズボン、帽子に長靴に軍手、完全装備で行きました。

行く途中、知り合いの新聞配達のおばちゃんに会い、「え?!どこ行くの?!」とビックリされました(笑)

「いないと思うけど、カブトムシ捕まえに~!」と言うと、「捕まえられるといいな!気を付けてな!」と、見送ってくれました。

近所の山まで自転車で約10分。

その山沿いは、ウォーキングコースになっています。

私も時々ウォーキングに行くし、次男が通っていた幼稚園もある、行き慣れた場所です。

でも、所どころ街灯があるとはいえ、日が昇る前のその山は真っ暗で、いつもと全然違いました。

時々、真っ暗な山からガサガサッと音が聞こえてきて、本当に怖かったです。

道は舗装されておらずデコボコで、前日の雨でドロドロの中、次男と「怖い!怖い~!」と怯えながら、カブトムシを探し始めました。

探していると、ウォーキング以外に使う事がない場所で、こんな真っ暗な中人が歩いてきます。

次男と「どうしよう!怖い!」と、うろたえていると、「おはようございます!」と、あいさつされました。

ウォーキングされてる年配の方でした。

こんな真っ暗な中、デコボコでドロドロの道をウォーキングて!危ないやろ?!と、次男とビックリしました。

でも驚く事に、そんな年配の方に、次から次に会うのです。

皆さん、半袖短パンです。

完全装備の、やる気満々な格好で、だんだん恥ずかしくなってきました…。

でも、まだ来たばかり。

10分程しか経っていません。

「せっかく早起きして来たんやし、暗いうちは恥ずかしさに耐えてがんばろう…」と次男と言い、また探し始めました。

次に会った、犬を散歩中の半袖短パンのおじいちゃんが、私達の格好を見て、「お!カブトムシ捕まえるんか?よくそこの公衆トイレにおるで!」と教えてくれました。

3メートル程先に、公衆トイレがあります。

情報をくれてうれしい気持ちと、恥ずかしいからそっとしておいて欲しい気持ち。

複雑な気持ちの中、「そうなんですか!ありがとうございます!」と、次男とお礼を言いました。

公衆トイレに行ってみると、オスのカブトムシと、メスのミヤマクワガタがちょこんといました。

まだ、山に来て15分程です。

「うれしいんやけど、思ってたんとだいぶ違うな~…」と次男とブツブツ言いながら、その2匹を私が捕まえました。

そして、もう日が昇り始めて辺りが少し明るくなってきたので、そそくさと帰りました。

帰って、飼育ケースに私が入れました。

実は、次男は虫が大の苦手で、触れないのです(笑)

それなのに、カブトムシを飼いたかったそうです。

でも世話をしているうちに触れるようになり、無事に自由研究も完成し、カブトムシとクワガタも冬の初めくらいまで生きました。

カブトムシを飼うと、それに伴う飼育セットやら必要になってくるし、置いておく場所も必要になるので、本当はすごくイヤでした(笑)

でも次男がカブトムシを触れるようになり、喜んで世話をしている姿、死んでしまって悲しむ姿などを見て、やらせてみて良かったなと思いました。

「翌年も捕まえに行って飼う!」と言っていたので、翌年の夏私はドキドキしていましたが、結局飼う事はありませんでした。

カブトムシ飼育セットは、カブトムシをずっと育てているらしい、次男の友達に譲りました。

恥ずかしかったり、うれしかったり、楽しかったりな夏でした。

あおい
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